ZOOM Hシリーズ 同時録音比較

ZOOM Handy Recorder HシリーズとWM-61A改で同時生録したものを掲載しています。 場所はどっかの某○○川上流。収録日:2010年11月23日

収録風景1
収録風景2
機材の設定

  • F/W はその時点の最新のもの
  • ローカット、リミッタ、コンプ、マイクシミュ等はすべてOFF
  • H4n / H1: 録音レベル80
  • H4 + WM-61A改: ゲインH 録音レベル100
  • 24bit 96kHz Wave
  • 簡易風防装着(H1はキクタニのもの)

左から H1 H4+WM-61A改 H4n
マイク前の地面は軽い傾斜だったのでそれを利用してセッティングしましたが、できれば三脚を使い地面からもう少し離してもいいですね。
セッティング

音声ファイル(※ファイルへの直リンはご遠慮ください)
H4 + WM-61A改…  MP3  FLAC
H4n(内蔵マイク)…  MP3  FLAC
H1  (内蔵マイク) …  MP3  FLAC

それぞれ20秒。ピーク基準でノーマライズだけしてあります。
MP3 は ssrc で 16bit 48kHz にダウンサンプリングしてから LAME 3.98.4 にて 192kbps でエンコード。 FLAC は 24bit 96kHz 可逆圧縮。
FLAC についてはこちら

このサンプルは以前は商用利用禁止としていましたが、フリー素材として使用して頂いても構いません。 ただし、著作権は管理人「窓月らら」にあり、転載及び直リンは禁止とします。 何かに使用する場合は、最後のほうで微妙に車か何かのエンジン音が聴こえてるので、よく確認して切り取ってください。 アタマから16秒程度切り取ってループすればいいかもしれません。 ループ再生して、サウンドセラピーとしてもどうぞ。



波形と周波数特性。6秒台のところにピークがあります。 H4+WM-61A改 と H4n は波形が似ていますが、H1 だけ少し違っています(コンプ気味?)

H4 + WM-61A改

波形
波形

周波数特性
周波数特性

H4n

波形
波形

周波数特性
周波数特性

H1

波形
波形

周波数特性
周波数特性



個人的評価: H4+WM-61A改 > H4n > H1


H4+WM-61A改 生で聴いたのとかなり近い感じです。WM-61A(無指向性)は空気感も良く拾ってくれるので、こういう自然音の収録には向いていると感じます。これで花火も収録したことがありますが、とてもリアルです。✨

H4nできるだけステレオ感を得るため、マイク角度を120度にしています。音質は上々。手軽に高音質で録りたいときは良いです。

H1マイク角度は90度で固定という仕様。やや荒っぽさが感じられ、波形を見るとややコンプ気味になっている? 25kHz付近から横ばいの特性が見えますが、これはもしかしたらノイズでこの機種のS/Nの限界点かもしれません。また、ピーク基準でノーマライズしているので、やや音量が高めになっています。ちょっと天ぷらを揚げるときの音にも似ています。


周波数特性はいずれもコンデンサマイクだけあって高いほうまで届いていますが、H1 は 43kHz あたりからやや落ちてきます。(ローパスフィルターかな?)

なお、今回は機材の都合で地面にほぼ直置きでしたが、少し高いところに置くと当然音の印象も変わると思われます。 WM-61A改 だけミニ三脚で少し地面から離れているため、多少の影響はあったかもしれません。